
佐賀県白石町の外壁塗装・屋根塗装専門店、株式会社キスです。
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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。
小城市H様邸のシャッター・シャッターボックス塗装

外壁・屋根同様、シャッターやシャッターボックスも月日とともに劣化していきます。
具体的な劣化症状としては、サビや色褪せ、塗膜の剥がれなどが一般的です。
これらが進行すると美観を損ねるだけでなく、サビによって開閉がしづらくなるなど機能面にまで悪影響が及びます。
「そろそろ塗装の時期かもしれない」と思い巡らせる一方、シャッターやシャッターボックスの塗装には馴染みがなく、お困りの方もいらっしゃるかと存じます。
また、自分で塗装できるのか、業者に依頼すべきなのか、といった2つの選択肢についても、悩まれる方が多い印象です。
そこで今回は、シャッター塗装の方法や時期、ポイントなどの基本情報についてご紹介してまいります。
シャッターのメンテナンスをご検討中の方は、ぜひご参考にされて下さいね!
@ シャッター・シャッターボックスとは
シャッターは、建物の窓や出入口に設置される防犯・防災・遮光・断熱のための設備です。
車庫や倉庫のシャッターは大切なお車や器具、道具をガードくれますし、窓に取り付けられたシャッターは風雨から建物を守りつつ、ご家族のプライバシーも保護してくれます。
合わせて、シャッターボックス(またはシャッターケース)は、シャッターを収納するための箱型の構造物で、窓や玄関の上部に設置されます。
シャッターは、外壁・屋根同様に常に紫外線や雨風にさらされているだけでなく、日常的な開閉による動作で想像以上に酷使されています。
不具合が生じると生活が不便になるため、定期的なメンテナンスによる美観と機能性の維持が大切です。
A. シャッター塗装はDIYできる?
自分で塗装を行うDIYは、業者選びの必要性もなく、費用も抑えられるイメージかと存じます。
外壁塗装ほど大掛かりなものではないため、DIYが可能では?とお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、基本的には業者に依頼されることをおすすめします。
一口にシャッターと言っても、倉庫やガレージに設置するシャッター、家に設置する雨戸シャッターなど、その種類は様々です。
自分で塗装するとなると、そのシャッターに合わせた塗料選びから道具の調達、塗装方法のリサーチなど、膨大な時間と手間が掛かります。
まず、シャッターの素材によって適した塗料が変わって来ます。
下塗り専用と仕上げ用など工程別に塗料を用意する必要があり、「塗料なら何でもよい」というわけではありません。
一度塗ってしまってはやり直しがきかないからこそ、塗装の最初の一歩でもある塗料選びは重要なポイントです。
加えて、道具や塗装条件など専門的な知識が必要となる点も、ハードルが高いと言えるでしょう。
シャッター塗装をDIYで行うためには、塗装用のローラーやハケ以外に、より専門的な「スプレーガン」と呼ばれる道具が必要になることもあります。
それを入手するのは高価な上に困難です。
さらに、スプレーガンを使用する場合、スピーディーに塗装できるというメリットもありますが、吹き付ける塗料が風に流されないよう天候に配慮しなければならず、専門的な知識が求められます。
また、シャッターの種類や劣化状況によっては、高度な技術が必要になることも念頭に置かなけらばなりません。
塗りムラなど美観の問題も挙げられますが、適切に行わなければ、早々に塗膜剝離をはじめとする問題が生じます。
塗膜を厚く塗りすぎた場合、シャッターの動きが悪くなり、最悪の場合は動かなくなってしまうこともあります。
失敗すると取り返しがつかないことから、確実性と安心を求めるなら、やはり業者が一番です。
費用を安く抑えられる印象がありますが、塗料代、道具代などを考えると、結果的に業者に依頼するよりも割高になってしまうこともあります。
B. 業者によっては断られてしまうことも…
実のところ、シャッター塗装は専門の業者にとっても、その腕前が試される難易度の高い施工です。
シャッターは外壁と異なり、開閉を伴う動作が生じるため、塗膜の厚さに配慮しなくてはなりません。
塗膜が厚すぎるとシャッター開閉の動きを妨げてしまうため、緻密に計算しながら適切な厚みで仕上げる必要があります。
また、凹凸があるために高度な塗装技術を必要とすることから、経験のない塗装業者では敬遠されてしまうケースもあります。
C. シャッターの塗装は劣化しやすい
外壁や屋根と比較し、シャッターの塗膜の耐久性はやや低い傾向にあります。
その理由としては、シャッターは外壁や屋根と異なり、開け閉めなどの動作を伴う箇所だからです。
加えて、シャッターは雨戸等と違い、シャッターボックス内に巻かれて収納される仕組みのため、部材同士がぶつかって塗膜がダメージを受けやすくなります。
このようにシャッターは日々大きな動きを伴う部分だからこそ、その影響を受け塗膜が剥がれやすくなってしまうのです。
D. シャッターの塗装周期
塗装が施されたシャッターであれば、当然のことながら経年劣化で塗膜が剥がれてしまいます。
さらに、塗膜が剥がれてしまえば錆による腐食を起こしてしまうことにもなりかねません。
したがって、塗膜の剥がれやサビから守るために定期的な塗装によるメンテナンスが必要です。
シャッターの素材や種類、メーカーによっても異なりますが、おおよそ5~10年周期での塗装が目安とされています。
業者に依頼される場合は、屋根や外壁と同じタイミングで塗装を検討することをおすすめします。
弊社キスでは、シャッターはもちろん、格納するシャッターボックスの塗装も承ります!
D. 塗装のタイミングと劣化サイン
シャッターボックスの塗装は、通常10年前後を目安に行うことが推奨されますが、以下のような劣化サインが見られたら早めの対応が必要です。
◆ チョーキング現象
シャッターに塗られた塗膜が劣化すると、表面にチョークのような白い粉が付着することがあります。
この白い粉は、塗料に含まれる「顔料(塗料に色を付ける成分)」が劣化し、粉状になったものです。
これは「チョーキング現象」と呼ばれ、塗装が必要と言える代表的なサインです。
シャッターを開閉する際に手や服に粉が付いて困ることもあるでしょうし、塗装を検討するようにしましょう。
◆ 塗膜の剥がれや浮き
シャッターの開閉が頻繁なほど、表面の塗膜は劣化しやすくなります。
それに伴い、シャッターの塗膜の剥がれや浮きが生じ、見栄えの悪さが目立ちます。
◆ サビの発生
上記のように塗膜の剝がれや浮きが生じているシャッターは、大切な防水性を失ってしまっている状態です。
それゆえに、金属の大敵であるサビを発生させてしまう原因となります。
サビは初め一部分だったとしても、徐々に広がっていくので注意が必要です。
あまりにもサビがひどくなると、腐食による穴あきや変形など機能面にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、早急に塗装を行うようにしましょう。
◆ 変形や腐食
特に雨水がかかりやすいシャッターの下部に生じやすい傾向にあります。
これらの症状を放置すると、シャッターボックス自体の交換が必要になる場合もあるため、定期的なチェックと早めのメンテナンスがカギを握っています。
E. H様邸のシャッター・シャッターボックス塗装の流れ
シャッター塗装は、ローラーやハケを用いた手作業での塗装、スプレーガンと呼ばれる機械を使った塗装など、その状況に合わせた施工方法をとります。
どの工法が適しているかは、シャッターの状態やお住まいの構造によっても変わって来ますが、いずれの場合も作業工程はある程度共通しています。
① ケレン作業
「ケレン」とは、ワイヤーブラシやサンドペーパーなど専用の道具を用いて、旧塗膜やサビを除去する作業のことを言います。
シャッター塗装の目安の一つとして「塗膜の剥がれ」が挙げられますが、この場合は特にケレンが重要です。
ケレン作業を怠ると、仕上がりが凸凹になってしまうだけでなく、早々に塗膜剥離などの不具合が生じてしまう恐れがあります。
さらにケレン作業は、あえて表面に微細な傷を付けることで、塗料の密着性を高める効果もあります。
このように事前に下地調整を行い、塗装面を平らにならしておくことが大切なポイントです。
② 高圧洗浄
ケレンで除去したサビや塗膜をはじめ、ホコリやカビ、コケなどを高圧洗浄やブラシでしっかりと洗い流します。
ここで、電動シャッターの場合は、水が入り込むと故障の原因となるため、慎重に判断します。
ケレン作業から高圧洗浄に至るまでの下地処理を丁寧に行うことで、塗装の仕上がりや耐久性が大きく向上します。
③ 下塗り
シャッターを劣化させる最大の要因はサビです。
そのため、下塗り材塗料にはサビ止め効果のあるものを選び、塗布します。
④ 上塗り1回目
下塗り塗料が十分に乾いたことを確認し、上塗り1回目に入ります。
これまでお伝えしてきた通り、シャッター塗装では特に塗膜の厚みに気を付ける必要があります。
最適な塗膜に仕上がるために、細心の注意を払いながら作業を行います。
使用する塗料メーカーによって定められている基準に則って施工していきます。
上塗りは通常2回塗りが推奨されており、1度目の塗装が完全に乾いてから2度目を塗ることで、より耐久性の高い塗膜を形成します。
上塗り1回目を終えた後は、指定されている乾燥時間を守り、完全に乾くのを待ちます。
⑤ 上塗り2回目
上塗り1回目に問題がないことを確認した後、2回目に入ります。
上塗りが完了したら塗料をしっかりと乾かした上で、最後にシャッターの開閉に問題がないかを確認します。
【 施工前 】
【 施工後 】
今回の作業においても決して手を抜くことなく、一つ一つの工程を丁寧に進めております。
正確な施工管理により、塗膜の厚みも適切に形成でき、美しく仕上がりました。
E. まとめ
シャッターやシャッターボックスは、外壁に隣接する部分であり、劣化すると住まい全体の美観を損ないます。
素材もスチール製が多く、サビが発生しやすいため、塗装による防錆効果の維持が不可欠です。
機能性が低下すると日常生活にも支障を来しますので、定期的な塗装メンテナンスを心がけましょう。
劣化の兆候を見逃さず、適切な時期に専門的な塗装を行うことで、美観と性能を維持することができます。

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