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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。

木材が持つ温もりや意匠性は多くの方に好まれ、日本家屋やログハウス、和モダン住宅などをはじめとする外装にも取り入れられています。
また、自然素材であることから断熱性や調湿性に優れており、快適に過ごすことができるのも魅力の一つです。
このように生きてきた天然の木を使用した住まいは人気を誇る一方で、紫外線や雨風をはじめとする外的環境に弱く、メンテナンスを怠ると急速に劣化してしまいます。
したがって、長寿命化を図るためにも、定期的な塗装メンテナンスを行い、木材を保護してあげることが大切です。
手間はかかりますが、その分きちんと手入れをすれば、何十年にも渡り美しさを保つことができます。
そこで今回は、外壁塗装における木部塗装の目的、使用される塗料の種類、塗装が必要なサインやタイミング、そして施工手順について詳しく解説してまいります!
@ 外壁塗装における「木部」とは?
これら付帯部も外壁同様、日常的に雨風や紫外線にさらされているため、徐々に劣化が生じていきます。
そのため、外壁塗装のタイミングで同時に塗装するのが一般的です。
A. 木部塗装の目的
木部塗装の最大の目的は、木材の保護と美観の維持です。
屋内のフローリングなどに使用される木材とは異なり、屋外で常に雨風や紫外線、砂埃にさらされている木材は汚れて傷みます。
それに加えて、木材は吸水性が高く、雨水を含むと膨張し、乾燥時には収縮します。
この膨張と収縮を繰り返すことで、ひび割れや反り、カビの発生、さらには腐朽菌による腐食が進行していくのです。
こういった事態を防ぐためにも塗装を行い、木材表面に保護膜を作ることで水分の侵入や紫外線から守る必要があります。
また、美観の面でも塗装は重要です。
木目を活かした自然な風合いを出したり、建物全体のデザインに調和させたりするためには、適切な色味と仕上げが求められます。
B. 木部塗装の適切なタイミング
上述の通り、木材は調湿作用が働く際に膨張と収縮を繰り返すため、表面に塗装を施しても塗膜が剥がれやすいという性質があります。
そのため、木材に施した塗装の耐久性はそれほど長くありません。
一般的に、サイディングやモルタルの塗装メンテナンス時期は10年程度が目安とされていますが、木材の場合は3~5年と短い傾向にあります。
この年数の目安は使用塗料や環境要因によっても変わって来ますので一概には言えませんが、劣化が早い分メンテナンスが重要となってきます。
C. 塗装が必要なサイン
それでは、木部塗装が必要とされる劣化症状について確認していきましょう。
◆ 色褪せ
◆ 塗膜の剥がれ

◆ 表面の毛羽たち
上記のような症状が見られたら、メンテナンスのタイミングを迎えていると言えます。
弊社ではお住まいの診断を無料で承っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
D. 木部塗装で使用される塗料
木部塗装には、主に以下の2種類の塗料が使用されます。
それぞれの特徴を理解し、用途に応じた選択が求められます。
◆ 木材の上に塗膜を作る「造膜型」
「造膜型」は一般的な外壁塗装で使用される塗料で、文字通り木の表面にベタ塗りで塗膜を作り保護します。
塗装面を塗料で覆い隠すため、触れた時の木部の感触は残らなくなります。
また、塗料で木材を覆ってしまうため、せっかくの木目を活かせなくなるのがデメリットと言えます。
ただし、木目を消さずに無色塗料を使用する「クリア塗装」という選択肢もあります。
本来の良さが損なわれる心配はありませんが、汚れ等がある場合、それをカバーすることはできません。
一方、色のバリエーションは豊富で、艶の調整も利くことから、お好みの雰囲気に合わせて使用することもできます。
加えて、しっかりとした塗膜が木部表面を守ってくれるため、続いてご紹介する浸透型と比較して、耐久性と耐水性に優れています。
◆ 木の内側に向かって塗料を浸透させる「浸透型」
浸透型は塗料を木材に浸み込ませ、内側から保護してくれます。
表面に色が付くわけではないため、木の質感をそのまま活かした仕上がりとなります。
「アクセントに木の風合いを残したい」「伝統的な和風住宅を美しく見せたい」とお考えの方におすすめです。
また、木材に染み込むことで内側から撥水、防腐、防カビなどの効果を発揮します。
ただし、造膜型のように木部表面に膜ができないことから、耐久性・耐水性は低めということは理解しておくようにしましょう。
塗膜を形成しないということは、裏を返せば「塗膜が剥がれる」「塗膜と木材の間が膨れてくる」などの心配が不要ということでもあります。
上記の内容を踏まえた上で、定期的なメンテナンスを欠かさなければ、耐用年数は短くとも木材を守り続けることができます。
E. H様邸の木部塗装の流れ
付帯部の塗装は、外壁塗装と同様に、しっかりとした手順を踏むことが大切です。
1. 下地処理
付帯部の表面にたまった汚れやホコリ、カビ、藻などを高圧洗浄やブラシでしっかりと除去します。
湿った状態で塗装すると、塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなるため、洗浄後は完全に乾燥させます。
また、特に劣化した木部は、やすりなどで表面を削って滑らかにし、塗料がしっかりと付着するようにします。
特に、ささくれや浮いた古い塗膜が残っている場合は、これを完全に除去する必要があります。
下地処理を丁寧に処理することで、塗装の仕上がりや耐久性が大きく向上します。
2. 上塗り1回目
雨の日や湿度の高い日は避け、晴れて風通しの良い日に作業を行います。
続いて、使用する塗料メーカーによって定められている基準に則って施工していきます。
上塗りは通常2回塗りが推奨されており、1度目の塗装が完全に乾いてから2度目を塗ることで、より耐久性の高い塗膜を形成します。



上塗り1回目を終えた後は、指定されている乾燥時間を守り、完全に乾くのを待ちます。
3.塗装2回目
上塗り1回目に問題がないことを確認した後、2回目に入ります。

一箇所一箇所丁寧に作業し、ムラなく綺麗に仕上がりました。
上塗りを2回に分けて行うことで、塗装が均一になり、剝がれにくくなります。
仕上がりの美しさはもちろんのこと、厚みのある塗膜が形成され、保護機能も高まりました。
F. まとめ
建物の要所要所に使用されることの多い木材ですが、紫外線や雨風による影響を受け、徐々に劣化していきます。
放置しておくと腐食が進み、大掛かりな補修が必要になることもあります。
使用する塗料の選定から施工、そしてメンテナンスまでを一貫して丁寧に行うことで、木の美しさを引き出しながら住まいの寿命を延ばすことができます。
信頼できる専門業者に依頼し、定期的な点検を欠かさないようにすることが、住まいを長持ちさせる秘訣と言えるでしょう。

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