【佐賀県小城市の外壁塗装】玄関屋根交換工事｜ 株式会社キス（プロタイムズ佐賀西店）

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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。

佐賀県小城市H様邸の玄関屋根交換工事

A. 玄関屋根の劣化症状とその原因

玄関屋根も外壁同様、日常的に雨風や紫外線の影響を受け、徐々に劣化していきます。

ここでは、代表的な劣化症状について解説いたします。

◆ 塗膜の剥がれや色褪せ

紫外線や風雨の影響で塗装が劣化し、保護機能が低下します。

◆ 錆の発生

特に金属製の屋根では、塗膜の劣化により錆が生じ、進行すると穴あきや破損の原因となります。

◆ ひび割れや欠け

スレートやセメント系の屋根材では、乾燥と湿潤の繰り返しによりひび割れが発生することがあります。

◆ 雨漏り

屋根材の劣化や接合部の不具合により、雨水が侵入し、室内への漏水が発生することがあります。

これらの症状を放置すると、建物全体の劣化を早める原因となりうるため、速やかな対応が求められます。

例え小さなトラブルだったとしても、早急に手を打つことで事態が大きくなるのを防ぎ、工事費用も抑えられます。

B. 主な修理方法

劣化の程度や屋根の構造に応じて、適切な修理方法を見極める必要があります。

ここでは、代表的な３つの修理方法をご紹介いたします。

◆ 部分修理

軽度の損傷や一部の劣化に対しては、以下のような部分的な修理が行われます。

• 屋根材の差し替え：破損した屋根材を新しいものと交換します。

• コーキング補修：ひび割れや隙間をシーリング材で埋め、雨水の侵入を防ぎます。

• 棟板金の交換：棟部分の金属部材が劣化している場合、新しいものと交換します。

これらの修理は比較的短期間で完了し、費用も抑えられる傾向にあります。

◆ カバー工法

既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる方法で、以下のような特徴があります。

• 工期の短縮：既存の屋根材を撤去する必要がないため、工期が短くなります。

• 費用の削減：撤去・処分費用が不要なため、全体のコストを抑えることができます。

• 断熱性・防音性の向上：二重構造になることで、断熱性や防音性が向上します。

ただし、屋根の構造や状態によっては適用できない場合もあるため、専門家の判断が必要です。

◆ 葺き替え工事

屋根全体を新しい材料に交換する方法で、以下のようなケースにおいて検討されます。

• 広範囲の劣化：屋根全体に劣化が見られる場合。

• 構造的な問題：下地材や垂木など、構造部分に問題がある場合。

• 耐震性の向上：軽量な屋根材に変更することで、建物の耐震性を高めることができます。

葺き替え工事は大規模で、他の修理方法と比較して費用も高額になりますが、長きにわたり品質と安心を確保することができます。

C. H様邸の玄関屋根交換工事の流れ

① 施工前

従来の屋根は金属製で、錆が広がり穴が開いている状態でした。

金属製の場合は、水分や酸素、塩分などに反応して錆が生じやすい傾向にあります。

錆は美観を損なうだけでなく、このように屋根に穴が開いてしまうほどになってしまうと、雨漏りを誘発しかねません。

万が一、雨漏りを引き起こしてしまうと、建物の構造材が腐食する可能性も出て来ます。

今回は劣化が進行していたことから、塗装での対応は不可能と判断し、屋根材を交換することにしました。

② 施工中

これまでの屋根を撤去し、新しい屋根材に交換していきます。

屋根材を取り外しますので、このタイミングで下に敷かれている防水シートや下地も同時にメンテナンスや補修を施します。

長く老朽化した屋根も、新たに設置し直したことで、ぐっと寿命が延びました。

E. まとめ

住まいのメンテナンスにおいて最も大切なのは、劣化症状を正確に見極め、適切な補修を施すことです。

今回は塗装ではなく、屋根材の交換にて施工プランを組んだことで、長きに渡り品質と安心を確保することができるようになりました。

ガルバリウム鋼板は高い耐久性を誇り、見た目もモダンな仕上がりになることから、弊社の施工においても多くの方からご好評いただいております。

屋根は住まいの安全を守る上で大きな役割を担っていますので、プロによる定期的な点検を欠かさないようにしましょう。